THE☆経費入門

フリーランスの確定申告

フリーランスを始める時点では節税に対する認識が甘く、出費があっても経費かどうかを判断しないまま年度末になってしまうエンジニアも大勢います。
確定申告をした段階で、全て予め経費かどうかを判断して帳簿に整理しておけば良かったと気づくケースが大半です。
領収書などもあまり保管しておらず、一年目はかなり税額が大きくなってしまうことも珍しくありません。
その後悔の念から、二年目は本格的に節税対策をしようと心に決める傾向があります。

確定申告をすると、経費が多ければ多いほど税金は少なくて済むという認識を持ちがちです。
結果として、二年目は経費を増やして節税するのには成功しても、実はその目的でむやみに出費を増やしてしまい、手元に残るお金はあまり多くはなかったというケースも多々あります。
経費で買えるという判断で、無駄なものまで購入してしまうこともよくあるため注意が必要です。

このような経過があってようやく三年目になると出納管理を適切に行えるようになり、お金をしっかりと稼げるようになるのが通例です。
実際に自分で節税に取り組み経費を取り扱ってみなければ、どのようにするのがベストなのかはなかなかわかりません。
対策不足や経費の増やしすぎを経験して初めて、ようやく良いお金の使い方と管理の仕方を身につけることができるでしょう。
このようなエンジニアが多いことを知っていても同じ道を歩んでしまう人も多く、フリーランスを始める上で経費に対する意識が欠かせないものになっています。